「本当に信じられない。
何も話したくありません」。
午前7時半すぎ、3年生の男子生徒はうつむきながら語った。
校門前や学校周辺には同校の教師ら10人以上が立って生徒たちを迎えたが、
登校する生徒の表情はいずれも硬く、
教師らの姿を見たとたんに泣き崩れる女子生徒の姿も。
同校によると、この日は、全校生徒約950人のうち9人が欠席した。
全校集会は午前8時40分ごろから体育館で開かれ、
校長が事件の経緯を説明したうえ、
「(少年は)残念ながら人とのつながりを自ら絶ってしまった。
生きることを放棄したと思えてならない。
命はリセットできないことを認識してほしい」となど話したという。
集会中に教師らに付き添われて保健室に行く生徒もおり、
会場ですすり泣く声も聞こえたという。
集会後に記者会見した校長は、
17日に保護者説明会を予定していることや、
県教委からカウンセラー7人が派遣され、
同日から生徒たちのカウンセリングを開始することを説明した。
集会後はホームルームを終えると生徒たちは下校。
週内は同校は休校となった。
18日から予定されていた中間テストは来週に延期された。